NEWS（09/12/11　17:28）

　米Google Inc.は8日（現地時間）、同社の運営する写真共有サービス“Picasa ウェブ アルバム”と連携する多機能写真管理ソフト「Picasa」の最新英語版v3.6を公開した。最新版の主な変更点は、写真に写った顔を解析し、人物タグを自動でサジェストする機能が追加されたこと。これにより写真に人物タグを入力する作業がだいぶ軽減されるだろう。

　人物タグのサジェスト機能は、顔認識機能で人物の顔が認識された際に既存の人物タグを付加された写真と比較し、同一人物と思われるものが存在すると利用できる。サジェストされた人物タグは、ウィンドウの右側に表示できる“People”ペインの人物タグ入力欄に“？”マークつきで表示され、そのタグが正しい場合は、チェックマーク型のボタンを押すだけで人物タグを入力できる。

　また、“Picasa ウェブ アルバム”で許可を受けた他人のアルバムへ写真をアップロードできるアルバム共有機能に対応した。アルバム共有機能は、Web上のアルバム個別ページにある［共有］ボタンから表示されるメール送信画面で、“共有相手に写真の投稿を許可する”チェックボックスをONにして送ったメールの送信先ユーザーに、写真のアップロードを許可できる機能。たとえば、旅行や結婚式の写真を集約したい場合などに便利だ。

　さらに、デジカメなどから写真をインポートする際に、写真のExif情報から日付を名前としたフォルダを自動で作成する機能も追加されるといった機能追加・仕様変更が施されている。

　本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの英語版公式サイトからダウンロードできる。