Windows Insider Preview

タブレットでも「Click to Do」 ~新しい2本指ジェスチャーがテスト中

Beta/Devチャネルの「Windows 11 Insider Preview」ビルドで

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

デスクトップの選択できないテキストや画像もAIを使って無理やり選べる「Click to Do」。コピーや検索、加工など、さまざまなアクションを適用できる

 「Click to Do」(「クリックで実行」とも)は、ローカルAIがデスクトップから検出したコンテンツ(テキスト・画像)をもとに、さまざまなアクションを実行できるツール。本来は選択できないコンテンツも含め、クリップボードにコピーしたり、テキストであれば要約やリライトを行ったり、画像であれば背景ぼかしやオブジェクト消去といった加工処理を施したりといったことが自由に行えるのが魅力だ。現在、プレビュー版として「Copilot+ PC」で提供中。

 この「Click to Do」は現在、以下の方法でトリガー(起動)できる。

  • 「Click to Do」アプリ(ms-clicktodo://)を起動する
  • [Windows]キーを押しながらマウスをクリックする
  • [Windows]+[Q]キーを押す

 しかし、「Surface」をはじめとする「Copilot+ PC」には2-in-1デバイスも多い。そうしたデバイスでは、キーボードを切り離してタブレットとして運用する場面も少なくないだろう。ならば、タッチパネルでも「Click to Do」を手軽にトリガーできる方法があってしかるべきだ。

 そこで、Beta/Devチャネルの「Windows 11 Insider Preview」ビルドでは、スクリーンの任意の場所を 2本の指で押し続ける(タップ&ホールド) することで「Click to Do」をトリガーする機能がテスト中。AIが認識したコンテンツを指でタップすれば、アクションの実行も可能だ。

 もし大きな問題がなければ、製品チャネルの「Windows 11 バージョン 24H2/25H2」にもいずれ導入されるだろう。