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デスクトップマスコットAI「uDesktopMascot」がv1.0.0に ~音声でおしゃべりも可能

Windows 10/11、macOS対応の「Unity」製アプリ

デスクトップマスコットアプリ「uDesktopMascot」

 デスクトップマスコットアプリ「uDesktopMascot」v1.0.0が、9月4日(日本時間)に公開された。今回が初めてのメジャーバージョンアップとなる。

 「uDesktopMascot」は、“創作の自由化”をテーマにしたオープンソースのデスクトップマスコットアプリ。「Unity」で開発されており、VRM(1.x/0.x)、GLB/GLTF、FBXといったフォーマットのモデルを読み込んで、デスクトップマスコットとしてデスクトップの好きな位置へ表示しておける。メニュー画面やアプリウィンドウなどの色や背景画像を自由に設定することも可能。

メニュー画面やアプリウィンドウなどの色や背景画像を自由に設定することも可能

 開発プロジェクトは「GitHub」でホストされており、現在WindowsとMacに対応したバイナリが無償でダウンロードできる。コード部分のライセンスは「Apache 2.0」(リソースはそれぞれのライセンスに従う)。

 本ソフトは今年1月から開発が進められていたが、v1.0.0までにさまざまな機能が導入された。

  • BGMの再生
  • 多言語対応
  • AIとのテキストチャット
  • オフライン音声認識エンジン「Vosk」を統合し、マイク入力をリアルタイムにテキスト化
  • ローカルのニューラル音声エンジン(text-to-speech engine)「uPiper」との接続

 なかでも注目はAI機能の強化で、マイク越しにデスクトップマスコットに話しかけて、対話できるようになった。ただし、初回利用時のモデルのダウンロードには時間がかかるようだ。

 なお、本ソフトを「Microsoft Edge」でダウンロードすると『一般的にダウンロードされていない』という警告が現れる。これは、まだ「Edge」ユーザーによるダウンロード回数が少なく、「Microsoft Defender SmartScreen」でファイルの安全性を判別するのに十分でないことを示しており、かならずしもマルウェアというわけではない。

「Microsoft Defender SmartScreen」の警告。おそらく問題はないが、自己責任で

 編集部にて複数のセキュリティソフトでウイルスチェックを行ったところ、「ノートン」のふるまい検知(ウイルス定義ファイルと一致するかどうかではなく、アプリの挙動を見て判断する方式)が反応を示す以外は問題がなかった。

ソフトウェア情報

「uDesktopMascot」Windows版
【著作権者】
MidraLab(ミドラボ)
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0(25/09/04)