ニュース
「LibreOffice 25.2.6」が公開 ~約40件の問題を解決して安定性が増したStill版
フリーのオフィス統合環境
2025年9月9日 12:16
The Document Foundationは9月8日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice 25.2.6」を公開した。約40件の問題が解決され、パフォーマンスや信頼性、相互運用性が向上している。
「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。オープンなドキュメント仕様「Open Document Format」(ODF)をサポートするほか、「Microsoft Office」とも高い互換性をもつ。現在は公式サイト「www.libreoffice.org」から無償でダウンロード可能で、Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
今回リリースされた「LibreOffice 25.2.6」は、2025年2月に初めてリリースされた「LibreOffice 25.2」シリーズの最新アップデート。既存機能の改善に注力した安定(Still)版とされており、企業などでの利用に適している。Windows 7/8.xでも利用可能。
一方、テクノロジー愛好家やパワーユーザーであれば、野心的な機能を盛り込んだ最新(Fresh)版「LibreOffice 25.8」シリーズがおすすめだ。ウェルカムダイアログの刷新、パフォーマンスの大幅改善、表計算アプリ「Calc」の追加関数14個などが含まれている。対応OSがWindows 10以降になった点にだけは注意したい。