NEWS(10/05/11 14:37)
Google、日本語入力システム「Google 日本語入力」のソースコードを公開
現時点では“Chromium OS”上での動作に必要な部分のみ
Google 日本語入力チームは11日、日本語入力システム「Google 日本語入力」のソースコードをBSDライセンスで公開すると発表した。本ソフトのオープンソースプロジェクトは“Mozc(モズク)”と命名されており、現在“Google Code”上にあるMozcプロジェクトのWebページからソースコードをダウンロードできる。
今回のオープンソース化は、主に同社が開発中であるLinuxベースのOS“Chromium OS”への対応を目的としたもので、公開されたソースコードは“Chromium OS”での動作に必要な部分のみ。現時点では、Windows向けのクライアントソフト部分などは公開されておらず、Windows上で動作させることはできない。
また、本ソフトは同社が収集した膨大な語彙をもとにした日本語変換が特長だが、オープンソース版の辞書データにはそれが含まれていない。ただし、同社によると固有名詞以外の変換精度は「Google 日本語入力」とほぼ同一であるという。