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「Copilot on Windows」がMicrosoft/Google アカウントのデータと接続可能に
メール・カレンダー・連絡先を自然言語で検索、回答をOffice文書やPDFで出力する機能も
2025年10月14日 08:09
米Microsoftは10月9日(現地時間)、「Copilot on Windows」のアップデートを発表した。コネクター(Connectors)と呼ばれる新機能が、プレビュー版「Windows 11」でテストされる。
コネクターは「Copilot」が「OneDrive」や「Outlook」(メール、連絡先、カレンダーを含む)、「Google ドライブ」、「Gmail」、「Google カレンダー」、「Google 連絡先」などの個人用サービスへ接続できるようにするもの。初期リリースでは自然言語による検索がサポートされ、以下のような問い合わせ(クエリ)が可能となる。
- サラのメールアドレスは何ですか?
- 先週の学校のノートを探してください。
コネクターはオプトイン(既定無効、ユーザー側で有効化できる)で、「Microsoft アカウント」やサードパーティーのアカウントを紐付けて利用する。アクセス権を付与するには、「Copilot Windows」アプリの[設定]ページを開き、下の方にある[コネクター]セクションまでスクロールすればよい。
また、ドキュメントの作成とエクスポートもサポートされる。「Copilot」に『このテキストをWord文書にエクスポートしてください』、『この表からExcelファイルを作成してください』などと依頼すれば、「Copilot」がその場でコンテンツを生成してくれる。
さらに、回答が600文字以上にのぼる場合は、それを「Word」、「PowerPoint」、「Excel」、またはPDFファイルとしてエクスポートするボタンも用意される。
これらの新機能は、「Copilot」アプリのv1.25095.161.0以降で提供される。すべての「Windows Insider Preview」のチャネルで利用できるが、提供範囲を段階的に拡大しながらロールアウトされるため、アプリをアップデートしてもすぐに利用できるとは限らない点には注意したい。