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「Copilot」に秋の大型アップデート ~PC作業全般をサポート可能に
「Groups」機能や新キャラクター「Mico」などが追加
2025年10月27日 16:28
米Microsoftは10月23日(現地時間)、AIアシスタント「Copilot」の大型アップデート「Copilot Fall Release」の内容を発表した。今回のアップデートは「Human-centered AI」(人間中心のAI)をテーマとしており、AIを取り巻く誇張や恐れに対し、「楽観主義」をもって応える内容となっている。
共同作業をサポートする「Groups」追加
「Copilot」を使ったチームとの共同作業を行える機能「Groups」が追加された。最大32人を招待してブレインストーミングや共同執筆などが可能で、Copilotが会話要約、提案、投票集計、タスク分担を行う。セッションを開始し、リンクを送信することで誰でも参加可能だ。
また、AIが生成した画像をリミックス(再編集)できる「Imagine」でも、複数人で作業ができるようになった。投稿された作品には「いいね」を付けたり、さらなるリミックスも可能だ。
Copilotの新キャラクター「Mico」が追加
ユーザーと対話する新しいキャラクターとして「Mico」( Mi crosoft Co pilotから命名)が追加された。「Mico」はユーザーの声に反応し、表情や動き、体の色が変化することで、音声会話をより自然に感じさせてくれる。
また米国内では、ユーザーの意見に対して同調するだけでなく異議を唱えたり、ユーザーの雰囲気に合わせるなど、ユーザーとの会話をより成長とつながりを生むよう協力的に手助けする対話モデル「real talk」も利用可能となった。
長期記憶とパーソナライゼーション
マラソンのトレーニングや記念日などの重要な情報をCopilotに覚えさせておき、将来の会話で呼び出せる長期記憶機能が追加された。加えて、過去の会話内容を参照し、前回の作業の続きから再開できるようになっている。記憶した内容はいつでも編集・更新・削除可能だ。
個人用サービスのデータへ接続できる「Connectors」
「OneDrive」、「Outlook」、「Gmail」、「Google ドライブ」、「Google カレンダー」などの他社サービスと連携。複数のアカウントのファイルやメール、予定が検索できるようになった。
ユーザーの行動を提案する「Proactive Actions」
今後の行動を提案する「Proactive Actions」もプレビューとして利用可能になった。「Copilot」が事後対応的な回答ではなく、ユーザーの最近のアクティビティやリサーチ内容に基づいた事前対応的なサポートを行える。
健康関連の質問に回答する「Copilot for health」
Harvard Healthなどの信頼できる情報源に基づいた健康に関する回答を生成する「Copilot for health」も追加された。また、専門分野、場所、言語などに基づいて、ユーザーに適した医師を迅速に見つける手助けも可能。
学習をサポートする「Learn Live」が追加
答えをただ教えるのではなく、概念をガイドする音声対応のソクラテス式チューター「Learn Live」も利用可能になった。試験準備や言語学習、新しい分野の探求などを質問、視覚的なヒント、ホワイトボードを使用してサポートしてくれる。
新しくなった「Copilot Mode in Edge」
「Microsoft Edge」のCopilotモードがアップデートされ、ユーザーの許可に基づき、開いている複数のタブを要約または比較したり、ホテルの予約やフォーム入力などを実行してくれる。音声ナビゲーションによるハンズフリー操作にも対応し、過去のブラウジング内容をストーリーラインに整理する「Journeys」を導入。閲覧履歴の整理やタスク再開に役立つ。
『Hey Copilot』で音声チャットが起動
PCがロック解除されている時に『Hey Copilot』と呼びかけることで「Copilot」が起動するようになった。また、「Copilot」のホーム画面から最近使用したファイル、アプリ、会話を再開できるようになっている。PCの画面に表示されているものを認識して会話への応答に役立てられる「Copilot Vision」機能も利用可能だ。




















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