NEWS(10/06/09 14:30)

深刻度“High”の脆弱性8件などを修正した「Google Chrome」v5.0.375.70が公開

特定の条件でメモリが破壊される脆弱性などが修正された

 米Google Inc.は8日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるv5.0.375.70を公開した。最新版の主な変更点は、Linux版のみに影響するものを含む全11件の脆弱性を修正したこと。

 Windows版に関係する脆弱性は10件で、このうち8件は同社による深刻度で2番目に高い“High”と評価されている。深刻度“High”と評価された脆弱性は、特定の条件でメモリが破壊されるものや、テーブルのレイアウト処理でメモリエラーが発生するものなど。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされる仕組み。また、バージョン情報画面から[今すぐアップデート]ボタンを押すことで手動アップデートすることも可能。

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.0.375.70(10/06/08)

(長谷川 正太郎)