NEWS(10/06/17 18:52)
Chromiumベースへと変貌したSNS特化型Webブラウザー「Flock」v3のベータ版が公開
登録した各種WebサービスやRSSフィードの情報を1つのリストにまとめて表示可能
米Flock, Inc.は16日(現地時間)、Webサービスとの連携に特化したWebブラウザー「Flock」の次期バージョンとなるv3のベータ版を公開した。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
v3の主な変更点は、ベースとなるWebブラウザーが従来の「Firefox」から「Google Chrome」のオープンソース版である「Chromium」に変更され、全く異なるWebブラウザーへと変貌したこと。これにより、ユーザーインターフェイス全体が「Chromium」「Google Chrome」と同様の、画面最上部にタブ、その下にアドレスバーと最小限の操作ボタンが配置されたデザインになった。また、ソフトの起動なども高速化されている。
編集部で確認したところ、現状で“Twitter”“YouTube”“Flickr”“Facebook”と連携できることを確認した。“Twitter”ではマルチアカウントに対応している。なお、前バージョンで搭載されていた“Gmail”“MySpace”などとの連携機能は実装されていない模様。
さらに、左側にあったWebサービス連携用のサイドバーは右側に移動し、その動作も大幅に変更された。具体的には、登録した各種WebサービスやRSSフィードの更新情報を1つのリストにまとめて表示できるようになった。もちろん、個別のサービスやRSSフィードのみの表示に絞り込むことも可能。
また、Webサービスでつながっているユーザーをサービスの違いを意識せずにグループ化し、絞り込み表示できるようになった。たとえば、親しい友人のツイートと“YouTube”“Flickr”の更新情報だけをまとめて表示するといった使い方ができる。
なお、編集部にて試用したところ、「Chromium」と共通のメニュー項目などは日本語で表示されるものの、本ソフト独自の項目は英語で表示された。また、“Favorites”の一部で日本語が文字化けする現象を確認した。
- 【著作権者】
- Flock, Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.0.0.3737 beta(10/06/16)