NEWS(10/06/23 14:05)
「Firefox」v3.6.4が公開、プラグインプロセスを分離してソフトの強制終了を防止
深刻度“最高”を4件含む全7件の脆弱性が修正、「Firefox」v3.5.10も公開
Mozillaは22日、Webブラウザー「Firefox」の最新版となるv3.6.4を公開した。本バージョンの主な変更点は、本ソフトのテスト版「Firefox Lorentz」に搭載されていた“Out of Process Plugins(プラグインプロセスの分離)”機能が正式に採用されたこと。
本機能は、「Adobe Flash」「QuickTime」「Silverlight」といったサードパーティ製のプラグインを実行するプロセスと、「Firefox」本体を実行するプロセスを分離する。万が一プラグインが強制終了しても「Firefox」本体へ影響を与えないため、Webブラウザーの安定性が大幅に向上するというわけだ。プラグインが強制した場合は、Webページをリロードするだけで自動でプラグインのプロセスが再起動し、引き続きコンテンツを楽しめる。
そのほか、深刻度“最高”を4件含む全7件の脆弱性が修正された。また同日、深刻度“最高”を6件含む全9件の脆弱性を修正した「Firefox」v3.5.10も公開されている。
本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。また、「Firefox」の自動アップデート機能を利用してインストールすることもでき、この場合は[ヘルプ]メニューの“ソフトウェアの更新を確認”項目を選択すればよい。
- 【著作権者】
- contributors to the Mozilla Project
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.6.4(10/06/22)