NEWS（10/06/30　15:42）

　（株）リコーは30日、同社が運営するファイル共有サービス“quanp”の“ファイル送信機能”をデスクトップ上から手軽に利用できるソフト「quanp send」を公開した。Windows XP/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在“quanp”のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作にはAdobe AIR 2以降が必要。

　ファイル共有サービス“quanp”には、“quanp”にアップロードしたファイルを、“quanp”のアカウントをもっていない人にもメール経由で送信できる“ファイル送信機能”が用意されている。受け取ったメールに記載されているURLから“quanp”のページへアクセスしてファイルをダウンロードする仕組みとなっており、メール添付がはばかられるような大容量のファイルをやり取りする際などに便利。

　今回公開された「quanp send」を使えば、この“ファイル送信機能”をデスクトップ上から手軽に利用することが可能。デスクトップ上に表示されるウィジェットへ送信したいファイルをドラッグ＆ドロップすれば、ファイルを“quanp”へアップロードしつつ、ウィジェット上で指定したアドレスへダウンロードURLが記載されたメールを送信できる。

　また、複数のファイルを一度に登録できるほか、複数の宛先に一括してメールを送信することも可能。さらに、“quanp”上でファイルが保管される“プレイス”のほか、タグや説明文なども本ソフト上から設定できる。

　ウィジェットには5パターンのスキンが用意されており、ファイルを送信する際にそれぞれ異なるアニメーションを楽しめる。たとえば、鳥が手紙をくわえて羽ばたいていく“Wings”や、ガラスの筒に入れられたファイルがどこかへテレポートされる“Teleporter”といったスキンを好みに合わせて利用できる。

　本ソフトは、無料で合計1GBまでのファイルをアップロードできるトライアルコースを含む“quanp”のすべてのコースで利用可能。ただし、利用しているコースによって、送信できるファイル容量のほか、一括で送信できるファイル数や宛先数が異なる。無料のトライアルコースでは、ファイルの容量が100MBまで、ファイル数が10個まで、宛先数が10件までとなっている。