NEWS(10/07/08 19:13)

“クラウドウイルススキャン”技術を搭載した「KINGSOFT InternetSecurity 2011」

最新のウイルス情報を利用できるほか、インストールサイズや消費リソースも軽減

「KINGSOFT InternetSecurity 2011」「KINGSOFT InternetSecurity 2011」

 キングソフト(株)は8日、ウイルス・スパイウェア対策、ファイヤーウォール、脆弱性対策などの機能を備える無償の統合セキュリティ対策ソフトの最新版「KINGSOFT InternetSecurity 2011」を公開した。本ソフトは、Windows 2000/XP/Vista/7およびVista/7の64bit版に対応するフリーソフトで、1日に数回広告が表示される。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。

 「KINGSOFT InternetSecurity 2011」は、ウイルス対策ソフト「AntiVirus」、ファイヤーウォールソフト「PersonalFirewall」、PCの安全性をチェックする「SecurityCare」を1つにした統合セキュリティソフト。

 本バージョンではとくに「AntiVirus」が強化され、ウイルスに関するデータをクラウド上のデータベースに集約し、ローカルPC上でそれをもとにしたウイルススキャンを行う“クラウドウイルススキャン”技術が搭載された。

 これにより、従来のような定期的なパターンファイルの更新が不要になったほか、最新のマルウェア情報を利用したウイルススキャンが可能。また、インストールするファイルのサイズも約60%軽減されている。なお、オフラインの場合も考慮されており、ユーザーが遭遇する危険性の高いマルウェアに関してはローカルPC上にも情報が保持される。

 ほかにも、多くのユーザーに利用され信頼性が高いと判断されたソフトはスキャン対象から除外したり、2回目以降は変化のないファイルをスキャン対象から除外するといった改良も施された。そのため、CPU利用率やメモリ使用量も従来より低く抑えられている。

 なお、本ソフトに含まれる「PersonalFirewall」および「SecurityCare」は32bit版にのみ対応しているので注意。また、本ソフトはライセンスを購入することで広告が表示されない有償版へ切り替えることも可能。有償版のライセンス料は、1年間980円(税込み)または無期限で1,980円(税込み)となっている。

【著作権者】
キングソフト(株)
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト(広告つき)など
【バージョン】
2011(10/07/08)

(柳 英俊)