レビュー

右クリックメニューに有用なコマンドを大量追加して日々の作業を快適にする技

「PowerShell」や「レジストリエディター」の起動などを追加、クラシックモード対応

Windows 11のシェル右クリックメニューを自在にカスタマイズできるツール「Custom Context Menu」

 以前、Windows 11のシェル右クリックメニューを自在にカスタマイズできるツール「Custom Context Menu」を紹介した。「Microsoft Store」で価格120円(税込み)で販売されているが、試用期間に定めがない。ぜひ気軽に試して、気に入ったら購入してほしい。

 さて、このアプリは非常に強力だが、インストール直後は設定が空っぽで、自分でメニュー項目を追加していく必要がある。こうしたカスタマイズアプリに慣れないユーザーにとってそこはとっつきにくく感じるかもしれない。

実質無料なので、ぜひ気軽に試用版を試してほしい
でも、インストール直後は設定が空っぽ

 そこでお勧めしたいのが、今回紹介する「RightClickTools」だ。有用なメニュー項目をたくさん「Custom Context Menu」に追加してくれる。

 本ソフトは「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「MIT」。リリースページでインストーラー(RightClickTools-Setup.exe)とポータブルアプリ(RightClickTools.zip)を無償でダウンロードできる。今回はポータブルアプリをもとにレビューする(インストーラーは設定がないだけで、使い方はほぼ同じだ)。

 本ソフトを利用するにはダウンロードした「RightClickTools.zip」を適当な場所へ展開し、「RightClickTools.exe」を実行する。あらかじめ「Custom Context Menu」をインストールしておくことを忘れないようにしよう。

「RightClickTools.exe」を実行

 「RightClickTools.exe」を実行すると小さなダイアログが現れ、2つのオプションを選択できる。

  • タスクの UAC を自動昇格する:既定有効。そのままにしておく
  • クラシック コンテキスト メニューで表示:右クリックメニューをクラシックメニューにしたい場合は有効化する(既定無効)

 [インストール]ボタンを押すと、セットアップ処理が開始される。『操作が完了しました』というダイアログが現れたら完了だ。「Custom Context Menu」を開くと、「コマンド プロンプト」や「PowerShell」、「レジストリ エディター」、「エクスプローラー」系のコマンドが自動で追加されているはずだ。「Custom Context Menu」を有効にすれば、右クリックメニューにこれらのメニューコマンドが追加される。

『操作が完了しました』というダイアログが現れたら完了
「Custom Context Menu」にたくさんのメニュー項目が追加される。有効化するのを忘れずに

 このまま利用してもよし、不要なものを削除してもよし。追加されたメニューコマンドを参考に、自分なりのコマンドを追加しても面白いだろう。

追加されたメニュー
右クリックメニューをクラシックメニューにすることも

 なお、これらを削除するには再び「RightClickTools.exe」を実行し、[削除]ボタンを押せばよい。「Custom Context Menu」の設定が空になる。

ソフトウェア情報

「RightClickTools」
【著作権者】
LesFerch 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.2.1(25/10/25)