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Dev版Windows 11がアップデート ~[ごみ箱]アイコンの右クリックメニューがモダンに

Beta/Release Preview版は正式リリースに向けた不具合の修正が主

「Windows 11 Insider Preview」Build 22454がDevチャネルで提供開始

 米Microsoftは9月9日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 22454を「Windows Insider Program」のDevチャネルに参加しているテスターに対して公開した。「設定」アプリの[Windows Update]セクションからアップグレードできる。

 本ビルドでは、デスクトップの[ごみ箱]アイコンを右クリックした際のコンテキストメニューを改善。ファイルを右クリックした場合と同様のモダンなデザインに改められた。

従来の[ごみ箱]アイコンのコンテキストメニュー
新しい[ごみ箱]アイコンのコンテキストメニュー

 そのほかにも、ファイルエクスプローラーでネットワーク共有を右クリックした際、[その他のオプションを表示]をクリックしなくてもクイックアクセスに固定できるオプションを追加。韓国語のIMEがアップデートされ、デザインのアップデートやパフォーマンスと互換性の向上が図られているとのこと。

 なお、セキュリティ機能「Windows Defender Application Guard」(WDAG)が有効になっている環境でバグチェックが発生する不具合は修正されたとのこと。WDAGが有効化された環境では前ビルドを受け取れなかったが、本ビルドは利用できるという。

 Devチャネルは、アクティブな開発ブランチ(RS_PRERELEASE)から最新のビルドを受け取ることのできるチャネル。新しい機能をいち早く試したい場合には向いているが、十分な安定性が確保されているとは限らず、ときに重要な機能が利用できなくなったり、回避策を必要とする問題が発生する可能性がある。起動できなくなったPCを自力で復旧できないユーザーや、業務やプライベートで日常的に利用しているデバイスにはおすすめできないので注意したい。代わりにBetaチャネルやRelease Previewチャネルの利用をお勧めする。

 Beta/Release Previewチャネルのビルドも同日付けでアップデートされている(Build 22000.184)が、内容は正式リリースに向けた不具合の修正が主となっている。