NEWS(10/09/06 13:10)
「Google Chrome」の安定版がv6に、Webフォームの自動入力や拡張機能の同期に対応
“High”7件を含む計14件の脆弱性も修正
米Google Inc.は2日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるv6.0.472.53を公開した。メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、ユーザーインターフェイスが改良されたほか、Webフォームの自動入力や拡張機能の同期に対応した。
「Google Chrome」v6では、ユーザーインターフェイスがさらに簡素化されており、アドレスバー右側の[ページメニュー]ボタンが廃され、[Google Chromeの設定]ボタンのプルダウンメニューへすべてのメニュー項目が統合された。
また、アドレスバー周りのデザインも若干変更された。たとえば、ブックマークボタンの位置がアドレスバー右端に移されたほか、アドレスバーでは“http://”などが省略され、代わりにアドレスバー左端へWebページに関するセキュリティ情報を手軽に確認できるボタンが追加されている。
そのほか、Webブラウザーの設定同期機能も強化されており、新たに拡張機能の同期に対応した。さらに、新しく追加されたWebフォームの“自動入力(Autofill)”機能で利用する個人情報の同期にも対応。ただし、クレジットカード番号については自動で同期はされず、ユーザーの同意が必要となっている。
なお、本バージョンでは全14件の脆弱性が修正されている。なかには、同社の基準において4段階中で2番目の“High”と評価された深刻な脆弱性も7件含まれており、早急なアップデートが推奨される。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされる仕組み。また、バージョン情報画面から[今すぐアップデート]ボタンを押すことで手動アップデートすることも可能。
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 6.0.472.53(10/09/02)