NEWS(10/09/29 15:52)

“Critical”な脆弱性を修正した「Adobe Flash Player "Square"」Preview 2が公開

手動による更新が必要なので注意

 米Adobe Systems Incorporatedは27日(現地時間)、「Adobe Flash Player "Square"」Preview 2を公開した。64bit版を含むWindowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作確認した。現在、同社のラボサイト“Adobe Labs”からダウンロードできる。

 「Adobe Flash Player "Square"」は、Webブラウザー用プラグイン「Adobe Flash Player」へ試験的な機能を組み込んだプレビュー版。64bit版のOSにネイティブ対応するほか、IE9のベータ版でのGPU支援によるレンダリングをサポートしており、ハードウェアの機能をフルに活用した高速な描画が期待できる。ただし、本ソフトは評価目的で提供されており、日常利用や業務での利用には適していないので注意。

 最新版となるPreview 2の主な変更点は、20日に公開された「Adobe Flash Player」v10.1.85.3で修正されたものと同じ脆弱性が解消されたこと。本脆弱性は、同社の基準で深刻度が4段階中最高の“Critical”に分類されており、早急な更新が必要だ。

 なお、「Adobe Flash Player "Square"」はプレビュー版であるため自動更新機能を備えていない上、アップデートの際は古いバージョンの「Adobe Flash Player "Square"」をアンインストールする必要があるので注意しよう。

 そのほか、本バージョンでは32bitコンテンツのデバッグ機能が利用可能になっている。

【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows(64bit版を含む、編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
Preview 2(10/09/27)

(柳 英俊)