NEWS(10/11/19 13:17)

C#で生まれ変わった多目的パーソナルサーバー「BlackJumboDog」v5.0.0が公開

Web/FTP/DHCP/DNSサーバーのほかメールサーバーやプロキシーサーバー機能を備える

「BlackJumboDog」v5.0.0「BlackJumboDog」v5.0.0

 フリーの多目的パーソナルサーバー「BlackJumboDog」の最新版となるv5.0.0が、17日に公開された。作者によると本バージョンはC#言語で全面的に書き直されており、設計レベルから各機能を根本的に見直すことで、よりシンプルに運用できるソフトへと生まれ変わっているという。

 「BlackJumboDog」は、Webサーバー・メールサーバー・プロキシーサーバー・FTPサーバー・DHCPサーバー・DNSサーバーなどの機能を備える多目的サーバーで、以前は「WinProxy」という名前で公開されていた老舗ソフト。ソースコードも公開されており、最新版は「Visual C# 2008 Express Edition」などを利用してビルドすることが可能。

 本バージョンでは、各サーバー機能が個別のDLLとして実装されており、不要なDLLを削除することで必要なサーバー機能のみを利用することができる。また、メイン画面のメニューから簡単にWindowsサービスへの登録や解除、起動、停止などが可能になっている。

 さらに、Webサーバー機能では別途“OpenSSL”のモジュールを組み込むことでSSLへ対応できるようになったほか、IPv6での運用も可能。IPv6利用時は、IPv4を併用したデュアル構成にも対応している。

 本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7でも動作を確認した。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0以降が必要。

【著作権者】
SapporoWorks、SIN 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008(編集部にてWidows 7でも動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.0.0(10/11/17)

(柳 英俊)