NEWS(11/05/18 18:50)

IPA、戸籍や住民基本台帳で利用される約6万の漢字を収録した「IPAmj明朝」検証版

これまでJIS規格などに収録されておらず表示困難であった人名漢字なども表現可能

「IPAmj明朝」v000.01「IPAmj明朝」v000.01

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は18日、約6万字を収録した新しい「IPAフォント」の検証版「IPAmj明朝」v000.01を無償公開した。現在、オープンソース情報データベース“OSS iPedia”のWebサイトからダウンロードできる。

 「IPAmj明朝」は、住民基本台帳ネットワークシステム統一文字および戸籍統一文字に含まれる約6万字の漢字を収録したOpenTypeフォント。昨年12月に公開された「IPAex明朝フォント」のデザインポリシーにもとづいてデザインされており、国際規格“ISO/IEC 10646”に準拠した符号化が行われている。

 なお、本フォントはあくまでさまざまな機器での表示・印刷などの検証を目的として公開されているので注意。収録された文字のうち7,296文字については、現在のところ符号化が完了していない。IPAによると、正式版は今年10月をめどに公開される予定とのこと。

【著作権者】
独立行政法人情報処理推進機構
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
000.01(11/05/18)

(柳 英俊)