NEWS(11/05/23 15:40)

Mozilla Labs、URLバーを必要なときだけ表示する拡張機能「LessChrome HD」を公開

Webページ画面の表示面積をさらに拡大

「Mozilla Labs: Prospector - LessChrome HD」v2

「Mozilla Labs: Prospector - LessChrome HD」v2「Mozilla Labs: Prospector - LessChrome HD」v2

 Mozilla Labsは20日、「Firefox」のナビゲーションツールバーを必要なときにだけ表示できるようにする拡張機能「Mozilla Labs: Prospector - LessChrome HD」の最新版v2を公開した。

 「LessChrome HD」は、「Firefox」のナビゲーションツールバーを隠すことができる拡張機能。「Firefox 4」ではユーザーインターフェイスのデザインの抜本的な見直しが行われ、Webページ画面の表示面積が広がったが、本拡張機能を利用すればさらに広くすることができる。

 非表示時になったナビゲーションツールバーは、タブ上へマウスカーソルを合わせると表示され、フォーカスを失ってしばらくたつと再び自動で非表示になる。必要なときにだけ一時的に表示される仕組みなので、ナビゲーションツールバーが見えなくなることで不便を感じることはあまりない。さらに、[Ctrl]+[Tab]キーでタブを切り替える際にも、ナビゲーションツールバーを一時的に表示させることができる。

 ただし、URLが確認しづらくなるので、フィッシング詐欺などに気付にくくなるといったセキュリティ上の問題も懸念される。今後のバージョンアップでは、ドメインをまたいだリンク移動時にナビゲーションツールバーを一時的に表示できるようにするなどの改善を期待したい。

 本拡張機能は「Firefox」v4.0以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7上の「Firefox」v4.0.1で動作を確認した。現在、現在ライブラリサイト“Firefox Add-ons”からダウンロードできる。

【著作権者】
Mozilla Labs
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2(11/05/20)

(柳 英俊)