NEWS(11/05/26 15:23)

IE9の対応言語が拡大、主要Webブラウザーで最も多い93カ国語をサポート

IE9のカスタムパッケージを作成できる「IEAK 9」の対応言語も拡大

 米Microsoft Corporationは25日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Internet Explorer 9」(以下、IE9)の対応言語を93カ国語にまで拡大したと、同ソフトの公式ブログ“IEBlog”で公表した。

 今回対応が追加されたのは、アルバニア語・バスク語・ベンガル語・スワヒリ語などの53言語。IE9は、3月15日の公開当初40カ国語に対応していた(ただし、日本語版のみ東日本大震災の影響で4月に公開延期)ので、11週間で対応言語を倍増させたことになる。またこれにより、IE9は現行の主要Webブラウザーのなかでも、対応言語が最も多くなった。

主要Webブラウザーの対応言語数の比較(“IEBlog”より引用)主要Webブラウザーの対応言語数の比較(“IEBlog”より引用)

 同社ではより多くの言語でWebブラウザーを利用できることを重視しており、IE9の開発においても、より早くより多くの言語に対応させることがひとつの目標であったという。ちなみに、IE8は公開当初25カ国語に対応、その後14週間をかけて最終的には63カ国語に対応している。

「IEAK 9」の対応言語も拡大「IEAK 9」の対応言語も拡大

 さらに、IE9のカスタムパッケージを作成できるキット「Internet Explorer Administration Kit(IEAK) 9」の対応言語も、IE9と同じ93カ国語にまで拡充されており、さまざまな言語向けのカスタムIE9を作成できるようになっている。ユーザーインターフェイスが日本語化された「IEAK 9」は、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。


(柳 英俊)