NEWS(11/09/05 15:44)
「Google Chrome」安定版v13.0.782.220が公開、偽SSL証明書問題への対応を強化
オランダの認証局“DigiNotar”の発行していたすべてのSSL証明書を無効化
米Google Inc.は3日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるv13.0.782.220を公開した。最新版の主な変更点は、オランダの認証局“DigiNotar”が偽のSSL証明書を発行していた問題に対応したこと。こうした偽の証明書は、サイトのなりすましや中間者攻撃などに悪用される恐れがある。
前バージョンでは“google.com”を含むドメインに対して発行された偽のSSL証明書が削除されていたが、DigiNotarが20以上のドメイン名に対して200以上の不正な証明書を発行したことを認めたことを受け、本バージョンではDigiNotarの発行していたすべてのSSL証明書が無効化されている。
なお、「Firefox」でも同様の処置がすでにとられているほか、Microsoftも自社の証明書信頼リストからDigiNotarを削除する処置を施しており、Windows Vista以降の「Internet Explorer」には影響がないとのこと。また、Windows XPおよびWindows Server 2003向けには、この問題を解決するための更新プログラムが提供される予定。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。また、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされるほか、バージョン情報画面から手動アップデートすることも可能。また、IEを「Google Chrome」相当へ強化できるプラグイン「Google Chrome Frame」についても同じ内容の最新版が公開されている。
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 13.0.782.220(11/09/03)