NEWS（11/09/06　18:15）

　（株）カスペルスキーは6日、同社製の統合セキュリティソフト“カスペルスキー”シリーズの最新版となる「カスペルスキー 2012 マルチプラットフォームセキュリティ」を9日に発売することを発表した。最新版の主な変更点は、Windows用の「カスペルスキー インターネット セキュリティ 2012」に加え、Mac用の「カスペルスキー アンチウイルス 2011 for Mac」と、Android用の「カスペルスキー モバイル セキュリティ 9」が同梱されたこと。現在、各ソフト体験版が同社のWebサイトで公開されている。

　Windows版の「カスペルスキー インターネット セキュリティ 2012」の変更点としては、最近実行したスキャンと現在実行中のスキャンの進捗を一覧表示できる“タスク マネージャ”画面が追加された。また、フィッシングサイトを判断する際にヒューリスティック（振る舞い）分析を加えられるようになっている。そのほか、ユーザーインターフェイスもわかりやすいものに一新されている。

　さらに、クラウド技術を使った保護の状況を表示する機能が追加された。同機能はメイン画面の［クラウドプロテクション］ボタンを押すことで表示でき、危険や安全と判断されたデータの数などをグラフで確認可能。

　「カスペルスキー インターネット セキュリティ 2012」体験版は、Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応しており、30日間の試用が可能。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。また、「カスペルスキー 2012 マルチプラットフォームセキュリティ」製品版の標準価格はWindows用・Mac用・Android用を問わず全部で3台までインストール可能な1年間利用できるライセンスが、ダウンロード販売で6,279円（税込み）となっている。