NEWS(11/12/14 16:16)

Google、ユーザー切り替え機能を追加した「Google Chrome」v16の安定版を公開

ブックマーク・設定・拡張機能・Webサービスのログイン情報も切り替え可能

「Google Chrome」v16.0.912.63 m「Google Chrome」v16.0.912.63 m

 米Google Inc.は13日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるv16.0.912.63 mを公開した。最新版の主な変更点は、ブックマークや設定などを手軽に切り替えられるユーザー切り替え機能が追加されたこと。

 ユーザー切り替え機能はブックマークや設定のほか、インストールした拡張機能やWebサービスのログイン情報も切り替えられ、Googleアカウントに関連づけることも可能。また、異なるユーザーとして複数ウィンドウで「Google Chrome」を同時起動できるため、同じWebサービスへ複数のアカウントで同時にログインするといったことも可能。たとえば、作業ごとにユーザーを切り替えて使用するといった使い方もできるだろう。

 ユーザー切り替え機能を利用するには、まずオプション画面の“個人設定”ページにある[新しいユーザーを追加]ボタンを押す。すると、別ウィンドウとして新しいユーザーの「Google Chrome」が立ち上がり、以降はウィンドウ左上に追加されたボタンをクリックすると表示されるポップアップからユーザーの切り替えや追加が可能になる。

オプション画面の“個人設定”ページオプション画面の“個人設定”ページ

ウィンドウ左上のボタンでユーザー切り替えウィンドウ左上のボタンでユーザー切り替え

 ユーザーを削除するには、オプション画面の“個人設定”ページにある“ユーザー”領域のリストでユーザーを選択し、リスト項目の右側にある[×]ボタンを押すか、リストの下部にある[削除]ボタンを押せばよい。また、リスト項目をダブルクリックすれば、ウィンドウ左上のボタンに表示するアイコンやユーザー名を変更することが可能。

“個人設定”ページにある“ユーザー”領域のリスト“個人設定”ページにある“ユーザー”領域のリスト

アイコンやユーザー名を変更アイコンやユーザー名を変更

 そのほか、JavaScriptエンジン“V8”に関する脆弱性など、同社による評価で深刻度が4段階中2番目に高い“High”と分類された脆弱性が6件、3番目に高い“Medium”と分類された脆弱性が7件、最も低い“Low”と分類された脆弱性が2件修正されている。なお、“Medium”に分類された脆弱性のうち1件は64bit版のOSのみに影響する。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
16.0.912.63 m(11/12/13)

(長谷川 正太郎)