NEWS(12/03/05 14:32)
「Google Chrome」v17.0.963.65、“Rockstar”“Legend”“Superhero”バグを修正
貼りつけたテキストに空白が追加される問題や、深刻度“High”の脆弱性14件も修正
米Google Inc.は4日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v17.0.963.65を公開した。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac OS X版やLinux版および「Chrome Frame」の最新版もそれぞれ用意されている。
本バージョンでは、カーソルや背景がときどき読み込まれない問題、いくつかのWebサイトでプラグインが読み込まれない問題、テキストを張り付けると末尾に空白が挿入される問題、タッチコントロールを利用したWebサイトが壊れてしまう問題といったさまざまな不具合が修正された。また、これに加えて「Adobe Flash Player」のアップデート(v11.1.102.63)も含まれているが、詳細については現在のところ明らかではない。
そのほか、同社の基準で深刻度が4段階中上から2番目の“Hight”と判定された脆弱性が14件修正されたほか、特別に“Rockstar”“Legend”“Superhero”と判定された3件の脆弱性が修正された。
同社では通常、脆弱性の深刻度を“Critical”“High”“Medium”“Low”の4段階で評価している。しかし、“CVE-1337-d00d1”“CVE-1337-d00d2”“CVE-1337-d00d3”をそれぞれ発見したmiaubiz氏、Aki Helin氏、Arthur Gerkis氏に関しては、過去数カ月にわたって不具合の発見に著しい貢献が見られたという。そのため今回、その貢献を表彰する意味で、脆弱性の深刻度にそれぞれ特別な名前が冠せられた。加えて、miaubiz氏、Aki Helin氏、Arthur Gerkis氏には、それぞれ10,000米ドルの賞金が贈られている。
なお、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされる仕組み。また、バージョン情報画面から手動アップデートすることも可能。
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 17.0.963.65(12/03/04)