NEWS（12/03/08　13:55）

　米Apple Inc.は7日（現地時間）、iOS機器とデータを同期できるメディアプレイヤー「iTunes」の最新版v10.6を公開した。Windows XP/Vista/7および64bit版のVista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

　本バージョンでは、“iTunes Store”で販売されている1080pのHD動画が再生可能になった。また、“iTunes Match”関連の機能が強化。マッチング機能の向上やアルバムアートワークに関する処理の改善が図られたほか、“iCloud”から楽曲を再生する際に楽曲がスキップされてしまう不具合が修正されている。

　ただし、現在のところ日本では“iTunes Match”のサービスは提供されていない。

【14:35追記】
　なお、本バージョンでは全72件にのぼる“WebKit”関連の脆弱性も修正されている。同社によると、これらの脆弱性は中間者攻撃（man-in-the-middle attack）を招き、最悪の場合、「iTunes」経由で“iTunes Store”を閲覧する際に、アプリケーションの不正終了や第三者による任意コードの実行を許す恐れがある。くれぐれもアップデートを怠らないようにしたい。