NEWS(12/06/06 11:47)
「Firefox 13」が公開、“新しいタブ”ページとスタートページのデザインが一新
“SPDY”などがデフォルト有効に。Windows 2000/Windows XP SP1への対応は終了
Mozillaは6日(日本時間)、Webブラウザー「Firefox」の最新安定版「Firefox 13」を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、本バージョンからWindows 2000およびWindows XP Service Pack 1(SP1)への対応が終了しているので注意。
「Firefox 13」では、“新しいタブ”ページおよびスタートページ(“about:home”)のデザインが一新された。どちらも以前のバージョンに比べて機能性が格段に向上している。
たとえば、これまでただの真っ白なページだった“新しいタブ”では、利用頻度の高いWebページがサムネイル表示されるようになった。それぞれのWebページは、常に表示されるように“ピン留め”したり、ユーザーが自由に並び替えることも可能。同様のデザインは「Opera」をはじめ、「Internet Explorer」や「Google Chrome」、「Safari」といった競合ブラウザーでも採用されている。
一方スタートページでは、これまでのWeb検索機能や“以前のセッションを復元”機能以外にも、“ブックマーク”や“履歴”、“アドオン”、“Sync”、“オプション”といった機能へのリンクが追加。これらの機能へ簡単にアクセス可能となっている。
そのほか、初期設定の見直しが行われている。今回標準で有効化されたのは、“SPDY”プロトコル、復元したタブをアクティブになるまで読み込みを遅らせる機能、スムーズスクロール機能の3つ。“SPDY”はWebコンテンツの転送を高速化するGoogle提唱の新しいネットワークプロトコルで、対応するWebサイトで読み込み時間の短縮が期待できる。また、開発者向けツールのアップデート、Web標準技術への対応強化なども施された。
さらに、本バージョンでは全7件の脆弱性も修正されている。脆弱性の深刻度の内訳は、Mozillaの基準で4段階中最も高い“最高”が4件、2番目に高い“高”が2件、3番目に高い“中”が1件となっている。
- 【著作権者】
- contributors to the Mozilla Project
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/7など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 13.0(12/06/05)