NEWS(12/07/12 16:27)
スモールオフィス向けサーバーOS「Windows Server 2012 Essentials」の英語ベータ版
ラインナップが簡素化。「Windows Home Server」シリーズは終了
米Microsoft Corporationは11日(現地時間)、「Windows Server 2012 Essentials」の英語ベータ版を公開した。現在、同社のダウンロードセンターからダウンロードできる。
次期サーバーOS「Windows Server 2012」では、ラインナップが“Datacenter”“Standard”“Essentials”“Foundation”の4つへと整理・簡素化された。「Windows Server 2012 Essentials」はそのなかでもスモールビジネス向けの製品として位置づけられており、25ユーザーまでの小規模オフィスでの利用が想定されている。
既存製品で言えば「Windows Small Business Server 2011 Essentials」の後継で、以下の4エディションを統合したものにあたる。このラインナップ整理に伴い、家庭向けサーバーOSとして親しまれてきた「Windows Home Server」シリーズの提供は終了する。
- 「Windows Small Business Server 2011 Standard」
- 「Windows Small Business Server 2011 Essentials」
- 「Windows Storage Server 2008 R2 Essentials」
- 「Windows Home Server 2011」
「Windows Server 2012 Essentials」では、これらの製品が備えるクライアントPCのバックアップやリモートアクセス、メディアストリーミングといった機能がブラッシュアップされたほか、複数の物理ストレージを1つにまとめる仮想化機能“Storage Pool”、データの整合性維持と復元性にフォーカスを当てた新しいファイルシステム“ReFS”といった「Windows Server 2012」に由来する新機能が利用可能となっている。
なお、「Windows Server 2012 Essentials」の動作には、最低でも1.4GHz以上の64bit CPU(シングルコアの場合。マルチコアの場合は1.3GHz以上)、2GB以上のメモリ、160GB以上のディスク空き容量が必要。また、クライアントOSは、Windows 7/8およびMac OS X 10.5~10.7が利用可能。製品版の参考価格は81,700円となっている。