NEWS(12/07/17 10:23)

Microsoft、「Microsoft Office 2013」の一般ユーザー向けプレビュー版を無償公開

タッチによる操作でも直感的に利用可能。クラウド連携でどこでも使い慣れた環境を

「Microsoft Office カスタマー プレビュー」「Microsoft Office カスタマー プレビュー」

 米Microsoft Corporationは16日(現地時間)、「Microsoft Office 2013(Office 15)」の一般ユーザー向けプレビュー版「Microsoft Office カスタマー プレビュー」を無償公開した。

 「Microsoft Office 2013」は、同社のオフィス統合環境「Microsoft Office」の次期バージョン。従来のキーボード・マウスによる操作に加え、スレートPCでのタッチやスタイラスによる操作でも直感的に利用できるようにデザインされているのが特長。また、オンラインストレージ“SkyDrive”への文書保存機能が統合されたほか、カスタム変換辞書を含むユーザー設定の“ローミング(Roaming)”機能が搭載されており、同一のIDでサインインさえすれば、別の端末でも前回中断したところから作業を続けることができる。

 今回公開されたプレビュー版には、個人向けの「Office Professional 2013 プレビュー」と法人向けの「Office 365 ProPlus プレビュー」が用意されている。双方とも、起動はプログラムをローカルにキャッシュして実行するストリーミングタイプの“クイック実行”形式で行われる。

 個人向けの「Office Professional 2013 プレビュー」には、ワープロソフト「Word」、プレゼンテーションソフト「PowerPoint」、表計算ソフト「Excel」、メールおよびスケジュール管理ソフト「Outlook」、メモソフト「OneNote」、データベースソフト「Access」、印刷物作成ソフト「Publisher」が含まれており、利用には“Windows Live ID”が必要。

 一方、法人向けの「Office 365 ProPlus プレビュー」には「Word」「PowerPoint」「Excel」「Outlook」「OneNote」「Access」「Publisher」に加え、コミュニケーションソフト「Lync」が含まれている。

「Word 2013」「Word 2013」

「PowerPoint 2013」「PowerPoint 2013」

「Excel 2013」「Excel 2013」

「OneNote 2013」「OneNote 2013」

 そのほかにも、「SharePoint」「Exchange」「Office Web Apps Server」「Project」「Visio」などの製品のプレビュー版も公開されている。さらに、ITプロフェッショナル向けとしてMSI形式のインストーラーでセットアップできる「Office Professional Plus 2013」も用意されている。

 本プレビュー版は、Windows 7/Server 2008 R2およびWindows 8(Release Preview以降)に対応しており、32bit版および64bit版が用意されている。旧バージョンの「Microsoft Office」と共存させることも可能だが、32bit版と64bit版を混在させることはできないので注意。

 主なシステム要件は1GHz以上のCPU、1GBのメモリ(64bit版の場合は2GB)、3.5GBのディスク空き容量、DirectX 10対応のグラフィックカード、1,024×576の画面解像度となっている。

(柳 英俊)