ニュース
マイクロソフト、より使いやすくなった新しいOffice製品群をついに発売
クラウドやSNSとの連携が強化され、Windows 8のタッチ操作にも最適化
(2013/2/7 14:16)
日本マイクロソフト(株)は7日、統合オフィス環境「Office Professional 2013」などを含む新しいOffice製品群(以下、「Office 2013」)を発売した。Windows 7/Server 2008 R2/8および同64bit版に対応しており、現在“Office”シリーズの公式サイトなどから購入できる。なお、動作には.NET Framework 3.5以降が必要。
「Office 2013」では、初心者でも簡単に高度な処理を利用できる新機能が搭載されたほか、デフォルトの保存先が“SkyDrive”になるなどクラウドやSNSとの連携が強化され、Windows 8のタッチ操作にも最適化されている。
たとえば、「Excel 2013」にはユーザーが入力したデータのパターンを認識し、以降のセルを自動入力できる“フラッシュ フィル”機能が搭載された。また、データのパターンから最適なグラフの方式やピボットテーブルのパターンを提案できる“おすすめグラフ”機能や“おすすめピボットテーブル”機能なども追加されている。
「Word 2013」では、文書を閲覧する際に不要なユーザーインターフェイスを非表示にした“閲覧モード”が強化された。また、画像をドラッグで移動させるとリアルタイムでテキストが再配置される“ライブレイアウト”機能が追加され、レイアウトを確認しながら画像の位置を変更できるようになった。
「PowerPoint 2013」では、マルチモニターを利用したプレゼンテーション中に発表者のPC上で表示する“発表者ツール”が強化され、メモなどを表示する“ノート”や次のスライドを表示できるようになったほか、スライドの一部を拡大する拡大鏡といったツールも追加された。また、スライドの作成時にオブジェクトをドラッグすると“配置ガイド”と呼ばれる補助線が表示され、ほかのオブジェクトと位置を揃えやすくなっている。
「Outlook 2013」では、“ナビゲーション ウィンドウ”の代替として“ナビゲーションバー”が搭載され、ポップアップで予定や連絡先、タスクなどを確認できるようになった。また、デフォルトで連絡先の友達の“Facebook”や“LinkedIn”といったSNSでの更新情報が閲覧可能になっている。
なお、「Office 2013」の機能を拡張できる“Office用アプリ”のライブラリサイト“Office Store”の日本語版は現在公開されておらず、6~7カ月ほど遅れて公開される予定とのこと。
価格は、「Word」「Excel」「Outlook」が同梱された「Office Personal 2013」が29,800円、「Office Personal 2013」に「PowerPoint」「OneNote」を加えた「Office Home and Business 2013」が34,800円、さらに「Publisher」と「Acess」を加えた「Office Professional 2013」が59,800円となっている。また、「Office Home and Business 2013」の体験版も用意されており、60日間無償で試用可能。
ソフトウェア情報
- 「Office Home and Business 2013」体験版
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 7/8/7 x64/Server 2008 R2 x64/8 x64
- 【ソフト種別】
- 体験版
- 【バージョン】
- 15.0.4454.1002(13/02/07)