NEWS(12/11/26 14:28)
ソフトイーサ、「PacketiX VPN 4.0」のベータ版を公開
対応OS・プロトコルを拡充、NATトラバーサル機能を搭載。来年3月31日まで利用可能
ソフトイーサ(株)は26日、 VPNソフト「PacketiX VPN」の最新版「PacketiX VPN 4.0」をベータ版(RC1)として公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。2013年3月31日まで無償で利用できるほか、法人向けの機能以外は本ソフトのオープンソース版にあたる「UT-VPN」(「SoftEther VPN」へ改称予定)にも移植されるとのこと。
「PacketiX VPN」は、レイヤ2でVPN(仮想プライベートネットワーク)を構築できるソフト。32bit/64bit版のWindows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8/Server 2012に対応するほか、Linux、FreeBSD、Solaris、Mac OS XなどのOSに対応する。
v4.0では、従来のHTTPSベースのVPNプロトコルに加え、L2TP/IPsec、OpenVPN、 MS-SSTP、L2TPv3、EtherIPといったプロトコルをサポート。Windows 8やWindows RT、iOSなどのOSにも新たに対応した。
さらにNATトラバーサル機能を搭載し、NATやファイアウォールの内側でも“VPN Server”を簡単に動作させられるようになった。NATトラバーサル機能が動作しない環境では、無償クラウド型VPN サービス“VPN Azure”が利用可能。固定のグローバルIPアドレスがない環境で“VPN Server”を動作させるために便利なダイナミックDNS機能なども備える。
そのほかにも、利用可能な場合にUDPによる通信を行うことで“VPN Server”と“VPN Client”および“VPN Bridge”間のスループットを大幅に向上させたほか、単一バイナリでの国際化対応を実現するなどの改善が施されている。
- 【著作権者】
- ソフトイーサ(株)
- 【対応OS】
- Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8/Server 2012(32bit版および64bit版)など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(ベータ版につき、2013年3月31日まで)
- 【バージョン】
- 4.00, Build 8590(12/11/26)