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「Excel」のピボットテーブルが修正しやすく ~『#SPILL!』エラーを導入へ
ピボットテーブルの出力範囲に既存データがあった場合のダイアログを廃止
2025年10月7日 06:45
米Microsoftは10月2日(現地時間)、「Excel」のピボットテーブルに関する改善を発表した。ピボットテーブルを出力するセル範囲に問題があったとき、エラーダイアログを表示する代わりに『#SPILL!』エラーが表示されるようになる。
従来は、ピボットテーブルを既存のワークシートへ出力する際、出力範囲に既存のデータが存在するといった問題がある場合、エラーダイアログが表示され、作業が中断されていた。しかし今後は、『#SPILL!』エラーが表示されるとともに点線で現状の出力範囲が示され、修正作業へスムーズに移行できる。
ピボットテーブルの出力時に『#SPILL!』エラーが表示された場合に推奨される対策は以下の通り。
- ピボットテーブルの出力を妨げているセルのデータをすべて削除
- ピボットテーブルの出力先を十分広いスペースがある場所へ移動
- エラーが解決するまでピボットテーブルのフィールドを調整
- スライサーやタイムラインを使用してピボットテーブルを調整
本機能はMicrosoft 365 InsiderのBetaチャネルユーザー向けに、以下のバージョンで利用可能だ。
- Windows:Version 2508 (Build 19309.20000)以降
- Mac:Version 16.102 (Build 25090953)以降