ニュース
直前のテキストを考慮する賢い日本語変換を実現した「Google 日本語入力」v1.11開発版
変換モードの変更をカーソル付近に表示する機能も追加
(2013/7/3 14:51)
米Google Inc.は2日(日本時間)、日本語入力システム「Google 日本語入力」の最新開発版v1.11.1490.100を公開した。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Mac OS X向けも用意されている。
本バージョンでは変換機能の強化、Webから構築した変換辞書の更新、クラウド同期されたデータの管理方法の変更、Windows 8で意図せず入力モードが変更される問題の修正といった、さまざまな改善が盛り込まれている。
なかでも注目したいのは、入力位置の周りにある確定済みのテキストをも考慮した、より賢い日本語変換が可能となったこと。
たとえば単に“ひき”と入力すると、通常の場合“引き”などが変換候補として表示される。しかし、その前に“1”という文字がある場合は、それを読み取って候補の推測を行う。そのため、“引き”に加えて“匹”が変換候補として表示され、意図した通りにすばやく“1匹”と入力できる。
なお、本機能はカーソル周辺にあるテキストの取得に対応したアプリケーションでのみ有効。また、現在のところ、カーソルの直前にあるアルファベットや数字のみが読み取りの対象となっている。
さらに、変換モードの変更がカーソル付近にわかりやすく表示されるようになったのも大きな改善点。これにより、変換モードの間違いによる入力ミスが減らせる。この機能は、設定画面で無効化することも可能だ。
なお、開発版ではかな入力モードの利用に制限があるので注意。かな入力モードを利用する場合は、安定版の利用が推奨されている。
ソフトウェア情報
- 「Google 日本語入力」Windows向け開発版
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- Dev 1.11.1490.100(13/07/02)