ニュース

ローマ字入力で英単語を入力しやすくなった「Google 日本語入力」v1.12の開発版

開発版のみに搭載されていた同期機能は廃止が決定

「Google 日本語入力」開発版v1.12.1599.100

 米Google Inc.は11日(日本時間)、日本語入力システム「Google 日本語入力」の最新開発版v1.12.1599.100を公開した。最新版の主な変更点は、ローマ字入力モードで日本語ではないと思われる文字列が入力された際に、かなに変換する前のアルファベットを“もしかして”として表示できるようになったこと。

 これにより、ローマ字入力モードを利用している際に、特別な操作をしなくても英単語を入力しやすくなった。たとえば、“あdみにstらとr”と入力した際には“もしかして”の変換候補として“administrator”が表示される。

 また、保護モードを有効化した「Adobe Reader」「Adobe Flash Player」がサポートされたほか、Windows 8上でMS-IMEから辞書をインポートできない不具合などいくつかの不具合が修正された。

 なお、v1.3の開発版から実装されたのち、安定版への実装が見送られていたユーザー辞書の同期機能が、2013年12月以降を目安に廃止されることが発表された。同社によると、同期機能の廃止後もそれまでに同期された辞書は利用できるほか、エクスポート機能を使ってバックアップすることも可能とのこと。

 本ソフトは、Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 7で動作確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Google 日本語入力」開発版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
(編集部にてWindows 7 x64で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.12.1599.100(13/11/11)

(長谷川 正太郎)