ニュース
VMware、仮想PCソフト「VMware Workstation 10」「VMware Player 6」をリリース
Windows 8.1に対応。16の仮想CPU、64GBの仮想メモリ、8TBの仮想ディスクをサポート
(2013/9/5 16:29)
米VMware, Inc.は4日(現地時間)、仮想PCソフト「VMware Workstation」のメジャーアップデート「VMware Workstation 10」を公開した。価格は249米ドル(アップグレードは119米ドル)で、現在試用版が同社のWebサイトからダウンロード可能(Windows版およびLinux版)。非営利目的に限り無償で利用できる「VMware Player 6」も同日公開されており、同じく同社のWebサイトからダウンロードできる。
「VMware Workstation 10」では、最新のLinuxディストリビューションに加え、10月に一般提供が予定されている次期バージョンのWindows「Windows 8.1」を正式にサポート。ゲストOSのアプリをウィンドウモードで実行できる“ユニティ(Unity)”に対応するほか、動作中のWindows 8.1環境を手軽に仮想マシンへ変換するためのウィザードも用意される。
また、ハードウェアの仮想化においても、最大16個の仮想CPU、64GBの仮想メモリ、8TBまでの仮想ディスクをサポートするなど改善が著しい。最近のタブレット端末ですっかりお馴染みとなった加速度センサー、ジャイロスコープ、コンパス、環境光センサーなどのセンサー類の仮想化にも業界で初めて対応している。さらに、暗号化とパスワードで保護された“制限付き仮想マシン”に有効期限を設定できるようになったのも今回の改善点。
ただし、この“制限付き仮想マシン”は「VMware Player 6」で実行できないので注意。「VMware Player」で実行するには有償ライセンス“VMware Player Plus”(99米ドル)を購入する必要がある。“VMware Player Plus”は今回新設されたライセンスで、“制限付き仮想マシン”の実行のほか、営利利用も認められている。
ソフトウェア情報
- 「VMware Player」
- 【著作権者】
- VMware, Inc.
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(非営利目的に限る)
- 【バージョン】
- 6.0.0(13/09/04)