ニュース

バイドゥ、クラウド入力機能がデフォルトで無効化された「Baidu IME」v3.5.2.9

昨年末、一部報道で指摘されたプライバシーに関する問題点に配慮

「Baidu IME」v3.5.2.9

 バイドゥ(株)は12月30日、スキン機能やスクリーンショット撮影機能などユニークな機能を備えた日本語入力システム「Baidu IME」の最新版v3.5.2.9を公開した。最新版の主な変更点は、昨年末に一部報道で指摘されたプライバシーに関する問題点に配慮し、クラウド入力機能がデフォルトで無効化されたこと。

 クラウド入力機能は、オプションダイアログの“入力補助”画面にある“クラウド入力機能を有効にする”チェックボックスをONにすることで有効化することも可能。また、“クラウド入力機能を有効にする”チェックボックスには、入力内容がサーバーへ送信される旨が注意書きとして付加されている。

 さらに、インストール時に表示される使用許諾契約にクラウド変換機能に関する注意事項が追加され、よりわかりやすく改善された。

オプションダイアログの“入力補助”画面にある“クラウド入力機能を有効にする”チェックボックス
インストール時に表示される使用許諾契約

 「Baidu IME」は、64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「Baidu IME」に関しては昨年末、入力内容と端末を識別できる情報などをサーバーに無断で送信しているといった報道があったが、同社はログ情報の送信は事前に許諾を得ており指摘には当たらないとの見解を示していた。

ソフトウェア情報

「Baidu IME」
【著作権者】
バイドゥ(株)
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8(64bit版を含む)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.5.2.9(13/12/30)

(長谷川 正太郎)