ニュース

「Google Chrome」の最新安定版v32.0.1700.102が公開、多数の不具合を修正

深刻度“High”2件を含む14件の脆弱性の修正も

「Google Chrome」v32.0.1700.102

 米Google Inc.は27日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v32.0.1700.102を公開した。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux版および「Chrome Frame」にも最新版が提供されており、同じく同社のWebサイトからダウンロードできる。

 今回のアップデートでは、フルスクリーンモードを終了した後にマウスポインターが表示されなくなる問題、「Google Chrome」へのファイルのドラッグ&ドロップが正常に機能しない場合がある問題、「QuickTime」プラグインがクラッシュする問題、「Google Chrome」が応答しなくなる問題、トラックパッドで水平方向へのスクロールが機能しないことがある問題などが修正された。

 また、14件の脆弱性も修正されている。深刻度の内訳は、4段階中上から2番目の“High”が2件(CVE-2013-6649、CVE-2013-6650)など。SVG画像における解放後利用の脆弱性(CVE-2013-6649)を報告したAtte Kettunen氏には1,000米ドル、V8におけるメモリ破壊の脆弱性(CVE-2013-6650)を報告したChristian Holler氏には3,000米ドルの賞金が贈られている。

ソフトウェア情報

「Google Chrome」Windows向け安定版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
32.0.1700.102 m(14/01/27)

(柳 英俊)