Windows ストアアプリ開発ツール「Project Siena」のBeta 2が公開

「Microsoft "Project Siena"」v1.1.0.155

　米Microsoft Corporationは24日（現地時間）、Windows ストアアプリの開発ツール「Microsoft "Project Siena"」のBeta 2を公開した。現在、“Windows ストア”から無償でダウンロード可能。

　“Project Siena”は、コーディングスキルをもたないビジネスユーザーに手軽なモバイルアプリの開発ツールを提供しようという野心的なプロジェクト。昨年12月に初めて公開されたBeta 1では、どちらかというと「Excel」や「SharePoint」で蓄積された既存のデータ、WebサイトのRSSやREST APIで取得されるデータを表現することに重点が置かれていた。

　一方、今回リリースされたBeta 2では、データソースとして“BingSearch”“BingTranslater”“Facebook”“Yammer”を新たに追加。「Excel」の関数を利用する要領でこれらのサービスをアプリケーションへ統合できるようになっている。

データソースとして新たに“BingSearch”“BingTranslater”“Facebook” “Yammer”を追加

「Excel」の関数を利用する要領でこれらのサービスをアプリケーションへ統合できるように

　たとえば、カタログサービスから英文の商品説明を取得し、それを“BingTranslater”でさまざまな言語へ翻訳、これに対するコメントを“Facebook”や“Yammer”へ投稿するといった一連の機能が比較的容易に実現できる。このとき、音声合成や音声認識、手書き認識といった技術を組み合わせることも可能。Beta 2の新機能を利用したチュートリアルやサンプルも用意されている。