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同人ノベルゲーム「fault」のクラウドファンディングが350万円以上を集めて終了

ディレクターズカット版のデモが公開されており、新規CGなどを確認可能

「fault milestone one」ディレクターズカット版のデモ版。テキストは英語だが、追加・リファインされたCGや演出の強化などを確認できる

 Kickstarterなどで実施されていた、ファンタジー系アドベンチャーノベルゲーム「fault milestone one」のクラウドファンディングが19日に終了した。1カ月間実施された本クラウドファンディングでは当初目標の5,000米ドルが約1日で達成され、その後も順調に支援を伸ばし最終的に当初目標の7倍近い34,812米ドル(執筆時現在のレートで約353万円)の支援を集めた。

 これに伴い、「fault milestone one」の英訳およびCG等の追加、リファインによるディレクターズカット版制作という当初の目的に加えて、さまざまなストレッチゴール(支援総額に応じた追加の実装目標)が用意され、これらもすべて実施が確定した。

 具体的には公式アートブック(電子版、書籍版)の制作、AndroidおよびPlayStation Vitaへの移植、完全新作の外伝「fault - SILENCE THE PEDANT」の制作となる。なお、PlayStation Vita版はインディー開発者も審査のもとゲームをリリースできるPlayStation Mobileサービスで配信される予定。

 また、Kickstarterのページからは、ディレクターズカット版のデモ版をダウンロード可能。執筆時現在は英語版のみだが、新規追加されたイベント絵や、リファインされたキャラクターの立ち絵を確認できる。さらに、斬撃や魔法陣のエフェクトやアニメーションなど、演出も大幅に強化されているようだ。

 そのほか、本作を制作した同人サークルALICE IN DISSONANCEのブログでは、今回のクラウドファンディングを振り返っての所感が綴られており、予想外にキャンセルが発生するなど、経験者ならではの情報が掲載されている。クラウドファンディングの利用を検討している場合は参考になるのではないだろうか。

(中村 友次郎)