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Mozilla、メールアドレスの補完機能が強化された「Thunderbird」v31.0を公開

“最高”に分類された脆弱性3件を含む全10件の脆弱性も修正

「Thunderbird」v31.0
部分一致でメールアドレスの候補を表示

 Mozillaは22日、メールソフト「Thunderbird」の最新安定版v31.0を公開した。最新版の主な変更点は、To欄やCc欄などへテキストを入力した際のメールアドレスの補完機能が強化されたこと。

 従来は、アドレス帳に登録されたメールアドレスから先頭一致でのみ候補が絞り込まれていたが、本バージョンからは部分一致でも候補が表示されるようになった。たとえば、“examp”と入力することで“hogehoge@example.com”が候補に現れるようになっている。

 また、ニュースグループへ記事を投稿する際も宛先のニュースグループ名を補完できるようになった。さらに、深刻度が同社の基準で4段階中最も高い“最高”に分類された脆弱性3件を含む全10件の脆弱性も修正されている。

 本ソフトは、Windows XP/Server 2003/Vista/7/8および64bit版のVista/7などに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Thunderbird」
【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/7/8および64bit版のVista/7など
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
31.0(14/07/22)

(長谷川 正太郎)