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Opera、ブックマーク機能が大幅に強化された「Opera 25」のベータ版を公開
「Next」から「beta」へ名称変更、“スタッシュ”はブックマーク機能に統合
(2014/9/16 18:28)
ノルウェーのOpera Software ASAは現地時間15日、デスクトップ向けWebブラウザー「Opera」の最新ベータ版「Opera beta」v25.0.1614.11を公開した。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。
「Opera beta」は従来「Opera Next」として提供されていたベータ版の名称が変更されたもの。最新版の主な変更点は、ブックマーク機能が大幅に強化されたこと。
「Opera」は、v15でレンダリングエンジンが変更されるとともにブックマーク機能が廃止された。v19からはブックマーク機能が復活し、以降少しずつ機能追加が行われていたが、今回のアップデートでブックマーク関係の機能が大きく強化され、専用のブックマーク一覧画面が用意された。
また、ブックマークにサムネイルを設定できる機能が追加された。ブックマークを追加する際に現れる確認画面の矢印ボタンを押すことで、そのWebページに掲載された画像の中から1枚を選ぶことができる。
さらに、このアップデートにともない“スタッシュ”がブックマーク機能に統合された。従来アドレスバー脇のハートがあしらわれたボタンを押せば“スタッシュ”や“スピードダイヤル”など、複数の保存先から任意の保存先を指定することができたが、最新版ではこのボタンはブックマークへWebページを追加するものとなっている。
なお、“スピードダイヤル”へ表示中のWebサイトを追加したい場合には、ハートのボタンを押した際に現れるWebページのサムネイル右上にマウスカーソルを合わせて少し待つ。すると、“スピードダイヤルに追加する”と記されたボタンが現れるので、それをクリックすればよい。
加えて、スタートページのデザインが大きく変化し、Opera社のiOS端末向けWebブラウザー「Opera Coast web browser」にて採用されている、フラットかつタイル状の意匠が取り込まれた。なお、画面右下に覗いているメニューをめくり上げれば従来のデザインに近いものへ戻すことも可能。一旦変更したスタートページのデザインは「Opera」を終了したあとでも維持される。
そのほか、PDFビューワーが組み込まれ、外部のソフトやアドオンに頼ることなくPDFファイルの表示が可能になった。また、H.264ビデオとMP3ファイルがネイティブでサポートされたほか、Webサイトからメール新着などの情報をポップアップで通知する“Web Notifications”規格に準拠するといった更新が行われた。
本ソフトは、Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 8.1で動作を確認した。現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Opera beta」
- 【著作権者】
- Opera Software ASA
- 【対応OS】
- (編集部にて64bit版のWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 25.0.1614.11(14/09/15)