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Microsoft、「Python Tools for Visual Studio」v2.1を正式公開
無償版「Visual Studio 2013 Express」に対応。Web開発機能の強化にフォーカス
(2014/10/17 17:39)
米Microsoft Corporationは13日(現地時間)、オープンソースの「Visual Studio」用プラグイン「Python Tools for Visual Studio(以下、PTVS)」の最新版v2.1を正式公開した。現在、“Codeplex”のプロジェクトページからダウンロードできる。
「PTVS」は、「Visual Studio」でスクリプト言語“Python”を扱えるようにするためのプラグイン。入力補完機能“IntelliSense”をはじめとする「Visual Studio」の強力なコーディング支援の恩恵を“Python”でも受けられる。対応する「Visual Studio」のバージョンは、「Visual Studio 2010」「Visual Studio 2012」「Visual Studio 2013」。
本バージョンでは、エントリー開発者向けに無償提供されている「Visual Studio 2013 Express for Web」「Visual Studio 2013 Express for Desktop」が新たにサポートされた。これに伴い、「Visual Studio Isolated Shell」をベースとした単体動作版「PTVS Integrated」の提供は終了している。なお、“Express”エディションで「PTVS」を利用するには、「Visual Studio 2013 Update 2」の適用が必要。
また、今回のアップデートではWeb開発機能の強化に焦点が当てられている。「PTVS」を利用すれば、テンプレートを利用して“Django”“Bottle”“Flask”といった有名フレームワークを利用したWebアプリケーションが開発可能。開発したWebアプリケーションは“Microsoft Azure Web サイト”などへ配置し、“サーバーエクスプローラー”からリモートデバッグが行える。さらにエディターが“Semantic Colorization(意味的な色づけ)”に対応し、モジュール、クラス、関数、パラメーターなどを区別して色分け表示できるようになった。
そのほかにも、HTML5/CSS/JavaScriptのフルサポート、コード分析・チェックツール「PyLint」の統合などといった改善が盛り込まれている。
ソフトウェア情報
- 「Python Tools for Visual Studio」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.1(14/10/13)