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Adobe、「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを定例外で公開

10月14日のアップデートで対策された“CVE-2014-8439”に追加の対策を施す

「Adobe Flash Player」

 米Adobe Systems Incorporatedは25日(現地時間、以下同)、「Adobe Flash Player」の最新版を公開した。今回のバージョンアップは定例外のセキュリティアップデートとなっており、10月14日のアップデートで緩和策が施された脆弱性“CVE-2014-8439”に対する追加の対策が盛り込まれているという。

 同社が公開したセキュリティ情報(APSB14-26)によると、脆弱性の深刻度は同社基準で4段階中最高の“Critical”。更新プログラムの適用優先度はLinux版を除き“2(30日以内を目安になるべく早いアップデートが必要)”と定め、以下の最新版へのアップデートを勧めている。

  • 「Flash Player」デスクトップランタイム(WindowsおよびMac):v15.0.0.239
  • 「Flash Player」延長サポートリリース:v13.0.0.258
  • 「Flash Player」Linux版:v11.2.202.424

 「Adobe Flash Player」は、現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。すでにインストールされている場合は、自動更新機能を利用してアップデートすることもできる。延長サポートリリースは何らかの理由で「Adobe Flash Player 15」を導入することが困難な環境を対象としたバージョンで、「Adobe Flash Player」のヘルプページからダウンロード可能。

 なお、「Internet Explorer 10(Windows 8)」「Internet Explorer 11(Windows 8.1)」用の「Flash Player」最新版は“Windows Update”を通じて提供される(v15.0.0.239)。また、「Google Chrome」用の最新版は同日公開された「Google Chrome」v39.0.2171.71に同梱されている(Windows版はv15.0.0.239、Mac版はv15.0.0.242)。

ソフトウェア情報

「Adobe Flash Player」Windows版
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows XP/Vista/Server 2008/7/8/8.1および64bit版の7/8/Server 2012/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
15.0.0.239(14/11/25)
「Google Chrome」Windows向け安定版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1および64bit版の7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
39.0.2171.71(14/11/25)

(樽井 秀人)