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Microsoft、ネットワーク解析ツール「Microsoft Message Analyzer」v1.2を公開

ユーザーインターフェイスの改善がメイン

「Microsoft Message Analyzer」v1.2

 米Microsoft Corporationは19日(現地時間)、ネットワーク解析ツール「Microsoft Message Analyzer」の最新版v1.2を公開した。Windows 7/8/8.1およびWindows Server 2008 R2/Server 2012/Server 2012 R2に対応するフリーソフトで、動作には.NET Framework 4以降が必要(OSに標準搭載)。現在、同社のダウンロードセンターから英語版がダウンロードできる。

 「Microsoft Message Analyzer」は、「Microsoft Network Monitor」の後継ツール。Windowsのイベントトレース機能“Event Tracing for Windows(ETW)”を活用してトレースログを採取し、フィルター機能で絞り込んだり、“ビューポイント(Viewpoints)”機能で視点を切り替えて分析したり、チャート機能で可視化したりすることが可能。ネットワークのみならず、USB/Bluetoothデバイスや“SMB”などのファイル共有のトレースにも対応している。

 今回のアップデートは、ユーザーインターフェイスの改善がメイン。複数のメッセージをまとめる“Grouping Viewer”が新たに搭載されたほか、指定した番号のメッセージへジャンプできる“Go To Message”機能が追加された。また、“Viewpoint”が独立した機能として分離。セッションのタブも改善されており、フィルターが適用されている場合、それがアイコンで示されるようになっている。

 そのほかにも、「Fiddler」のSAZファイルを直接開く機能やGZIP圧縮されたHTTPペイロードを自動で解凍する機能が追加されるなど、機能面でも多くの改善が盛り込まれている。

ソフトウェア情報

「Microsoft Message Analyzer」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 7/Server 2008 R2/8/Server 2012/8.1/Server 2012 R2
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.2(15/01/19)

(樽井 秀人)