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「Windows 10 Technical Preview」Build 10049、新ブラウザー「Spartan」を搭載
従来のレンダリングエンジン“Trident”に代わり“Edge”を搭載
(2015/3/31 16:05)
米Microsoft Corporationは30日(現地時間)、「Windows 10 Technical Preview」の最新ビルドBuild 10049 を公開した。本ビルドには、「Project Spartan」(以下、「Spartan」)と呼ばれる新しいWebブラウザーが搭載されている。
「Spartan」は、Microsoftが開発した次世代Webブラウザー。Web標準への準拠を主眼に置いて新規に開発されたレンダリングエンジン“Edge”が搭載されており、従来のレンダリングエンジン“Trident”を搭載した「Internet Explorer」に代わり、「Windows 10」の標準ブラウザーとして採用される予定だ。
機能面では、タッチやスタイラスでページに直接メモやマーカーを書き込み、それを他のユーザーと簡単に共有できるのが特長。また、Webページを保存してオフラインで閲覧する機能や、PDFファイルのプレビュー機能、コンテンツを読みやすく整形表示するリーディングモードなどの機能も備える。
なお、「Windows 10」では互換性を維持を目的に「Internet Explorer 11」も標準搭載される。つまり、モダンなサイトでは「Project Spartan」を、レガシーなサイトでは「Internet Explorer」を利用するといった使い分けが可能。一部の「Internet Explorer」向けに制作されたサイトを除けば、「Spartan」で十分だろう。また、互換性を重視する企業向けには、グループポリシーを通じて「Internet Explorer 11」をデフォルトブラウザーに設定する機能が提供される。