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対応ブラウザーを拡充した脆弱性緩和ツール「Malwarebytes Anti-Exploit」v1.06
詳細設定機能や新しいブロック通知ウィンドウなども
(2015/4/7 14:27)
米Malwarebytes Corporationは1日(現地時間)、脆弱性を緩和するセキュリティツール「Malwarebytes Anti-Exploit(以下、MBAE)」の最新版v1.06を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
「MBAE」は、アプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃からシステムを守るためのさまざまな緩和策を導入できるセキュリティツール。セキュリティ更新プログラムが提供されていないゼロデイ脆弱性からシステムを守るのに有効だ。
本バージョンでは「Windows 10 Technical Preview」がサポートされたほか、「Firefox」や「Chromium」をベースとしたWebブラウザーに対する保護が初期状態で追加され、「Tor Browser」や「WaterFox」、「Palemoon」、「Comodo Dragon」といったブラウザーが新たにサポートの対象となった。さらに、“レイヤー3(Application Layer Protection)”緩和策を「Internet Explorer」「Java」「Microsoft Office」へ拡充するなどといった機能強化も施されている。
また、ユーザーインターフェイスにもいくつかの改善が盛り込まれている。たとえば、攻撃をブロックした際に現れる通知ウィンドウのデザインが一新。メイン画面に[Settings]タブが追加され、自動アップデートやタスクトレイアイコンの通知機能をON/OFFできるようになった。この[Settings]タブにある[Advanced Settings]ボタンを押せば、各レイヤーで利用する緩和策のON/OFFといった詳細なカスタマイズも行える。
「MBAE」にはホームユーザー向けの“Free”版とビジネスユーザー向けの“Premium”がラインナップされており、“Free”は無償で利用可能。“Free”ではプリセットされたアプリを保護する機能が提供されるが、保護するアプリを追加するなどのカスタマイズを行う場合は、24.95米ドルで“Premium”へアップグレードする必要がある。インストール時に指定すれば、“Premium”を14日間試用することも可能。
ソフトウェア情報
- 「Malwarebytes Anti-Exploit Free」
- 【著作権者】
- Malwarebytes Corporation
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.06.1.1018(15/04/01)