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MS、Win/Linux/Mac対応のコードエディター「Visual Studio Code」をプレビュー公開

無償でダウンロード可能

「Visual Studio Code」v0.1.0

 米Microsoft Corporationは4月29日(現地時間)、Windows/Linux/Macに対応したコードエディター「Visual Studio Code」をプレビュー版として無償公開した。現在、本ソフトの公式サイトから英語版がダウンロード可能。

 「Visual Studio Code」は、Webアプリケーションやクラウドアプリケーションの開発にフォーカスしたクロスプラットフォーム対応のコードエディター。GitHub製のテキストエディター「Atom」でも利用されているデスクトップアプリケーションシェル“Electron(旧称:Atom Shell)”をベースに、Node.js、HTML、TypeScript、CSSといった技術で構成されており、エディター部分は“Azure Websites”や“OneDrive”、「Internet Explorer」の“F12 開発者ツール”などで利用されている“Monaco”が利用されているという。

 ユーザーインターフェイスはシンプルで、ほとんどの操作・設定は[Ctrl]+[P]キーを押すと現れるコマンドパレットや、キーボードショートカットを介して行うようになっている。もちろん、キーコンビネーションのカスタマイズも可能だ。

 機能面では、構文の強調表示、閉じ括弧の自動補完、自動インデント、スニペットといった、モダンなエディターで採用されている機能を一通り備える。また、高度なコードアシスト機能、ナビゲーション機能、デバッグ機能(現在のところNode.jsのみ)などが統合されており、“Git”を利用したバージョンコントロールも可能。また、C#およびTypeScriptではコードの解析機能も提供されている。この部分は“OmniSharp”や“TypeScript Server”といったオープンソース技術が利用されており、「Sublime Text」「Vim」「Atom」などのエディターにも統合できるという。

コマンドパレット
コードの補完
“Git”の統合
さまざまな言語をサポート

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows/Linux/Mac
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1.0(15/04/29)

(樽井 秀人)