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無償の軽量コードエディター「Visual Studio Code」に初めてのアップデート
300以上の機能改善と不具合修正。手動でのアップデートが必要なので注意
(2015/6/3 15:03)
米Microsoft Corporationは2日(現地時間)、無償の軽量コードエディター「Visual Studio Code」の最新プレビュー版v0.3.0を公開した。現在、本ソフトの公式サイトから英語版がダウンロード可能。
「Visual Studio Code」は、Webアプリケーションやクラウドアプリケーションの開発にフォーカスしたクロスプラットフォーム対応のコードエディター。Windowsだけでなく、Linux/Macでも利用できる。
本ソフトはNode.js、HTML、TypeScript、CSSといった技術で構成されており、モダンなエディターで必須とされる構文の強調表示やコード補完機能を一通り備えるにもかかわらず、動作は非常に軽快だ。[Ctrl]+[P]キーを押すと現れるコマンドパレットなどを活用することで、ほとんどすべての操作をキーボードのみで行えるのも特長と言えるだろう。
初めてのアップデートとなる本バージョンでは、“TypeScript”サービスのv1.5への更新や、プログラミング言語“Rust”の色分けとブラケットマッチングのサポートなどをはじめとする300以上の機能改善と不具合修正が含まれている。日本語の折り返し表示も改善されており、水平スクロールバーが発生しないようにレンダリングできるようになった。
なお、本バージョンではキーバインドの変更が少なからず含まれているので注意。これは新機能の追加やフィードバックに基づくもの。従来のキーバインドを利用したい場合は、設定ファイルでカスタマイズすることもできる。
また、「Visual Studio Code」は自動アップデート機能を備えるが、本バージョンは手動で導入する必要がある。次回のアップデートからは自動更新となり、以後は毎月定期的に新しいバージョンをリリースする予定であるという。
ソフトウェア情報
- 「Visual Studio Code」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows/Linux/Mac
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.3.0(15/06/02)