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Windows 10をサポートした「Firefox 40」が正式版に
アドオンに署名を義務付けすることにより安全性を強化。14件の脆弱性も修正
(2015/8/17 14:44)
Mozillaは11日、Webブラウザー「Firefox」の最新安定版となるv40.0を公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、一部環境で起動時にクラッシュする不具合が修正された最新版v40.0.2をMozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
「Firefox 40」は、先月末に正式リリースされたWindows 10を正式にサポート。タイトルバーやタブバーがWindows 10にフィットする新しいデザインへと変更されている。“アドオンマネージャ”のスタイルも新しくなり、“オプション”画面のデザインと統一された。
また、本バージョンから署名されたアドオン以外は基本的に利用できなくなる。これはサードパーティ製アドオンをより安全に利用するための施策で、未署名のアドオンは“アドオンマネージャ”などで警告が表示されるようになる。なお、ライブラリサイト“Add-ons for Firefox(AMO)”に掲載されているアドオンに関しては、“AMO”側で署名されるためユーザーへの影響はない。
そのほかにも、グラフィックスドライバーとの互換性問題を防止するブロックリストのメカニズム改良、NPAPIプラグインのパフォーマンス向上、アニメーションとスクロール処理の改善などが施された。また、新規タブページにMozillaがお勧めするWebサイトがタイルとして表示されるようになったほか、リアルタイムコミュニケーション機能“Firefox Hello”では、特定のWebページを話題にしたチャットを開設できるようになった。
なお、本バージョンでは14件の脆弱性が修正されているので注意。深刻度の内訳はMozillaの基準で4段階中最も高い“最高”が4件、2番目に高い“高”が7件、3番目に高い“中”が2件、最低の“低”が1件となっている。
ソフトウェア情報
- 「Firefox」Windows向け安定版
- 【著作権者】
- contributors to the Mozilla Project
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/7/8/10および64bit版のVista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 40.0.2(15/08/13)