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Twitter公式の“引用ツイート”機能がサポートされた「OpenTween」v1.2.7
QT機能は非公式RT機能へと統合。そのほかにもさまざまな改善が加えられる
(2015/8/19 16:59)
Twitterクライアント「Tween」のオープンソース版「OpenTween」の最新版となるv1.2.7が、11日に公開された。現在、“OSDN(旧SourceForge.JP)”のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。
今回のアップデートでは、Twitter公式の“引用ツイート”機能がサポートされた。引用ツイート機能とは、他の人のツイートに自分のコメントを付けてツイートするための機能で、フォロワーにツイートを転送する“リツイート(RT)”機能の一種だ。
「OpenTween」では、ツイートの右クリックメニューから[Quote]コマンドを選択すると、この引用ツイート機能が利用可能。当該ツイートのURLが埋め込まれた新しいツイートを作成できる。また、タイムラインをリアルタイムで受信できる“UserStreams”で、引用ツイートが行われたことを示す“quoted_tweet”イベントがサポートされた。
一方で、この変更に伴い本バージョンでは他のユーザーのツイートを引用するための“QT”機能が非公式RT機能([Retweet(Unofficial)]コマンド)へと統合されているので注意。これまでの[Quote]コマンドはQT機能を利用するためのものであったが、現在ではQTと非公式RTに機能的な差異がなくなっているため、QT機能は実質的に廃止された。新バージョンの[Quote]コマンドは、前述の通りTwitter公式の引用ツイートを行うためのコマンドとなっている。
そのほかにも、“Gyazo”にアップロードされた画像のサムネイル表示、公式RTの通知、クリップボードにある画像の投稿などの機能が新たにサポートされた。また、[Recent]タブ以外でも検索結果を新規タブに表示できるようになっている。
なお、一部環境で“pic.twitter.com”の画像やプロフィール画像が表示されない現象が発生しているとのこと。これは設定ダイアログの[通信]画面にある[pbs.twimg.comへの接続に強制的にIPv4を使用する]オプションを有効化することで改善される可能性があるという。
ソフトウェア情報
- 「OpenTween」
- 【著作権者】
- OpenTween contributors
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.2.7(15/08/11)