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「Google Chrome 48」が正式版に。新機能のほか、37件の脆弱性を修正
機能面ではカスタムボタン付きのプッシュ通知などをサポート
(2016/1/21 16:07)
米Google Inc.は20日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v48.0.2564.82を公開した。Windows XP/Vista/7/8/8.1/10および64bit版の7/8/10に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac/Linux版も用意されている。
「Google Chrome 48」では、カスタムボタン付きのプッシュ通知が新たにサポートされた。通知のポップアップを単に表示するだけでなく、ポップアップに追加されたボタンを利用してリアクションを起こすことができる。たとえば、ToDoのタスク期限を知らせる通知に対して“完了”をマーキングしたり、後でもう一度通知するようにリマインダーを通知するように設定できるようになるだろう。
また、最大の接続速度を検出するAPIにも対応。このAPIを利用すると、開発者はユーザーが利用している回線の最大帯域幅を取得できるため、ネットワークの品質に応じて配信するコンテンツの品質を変えるといったことが可能となる。
そのほかにも、Android版では“Presentation API”がサポートされる。これはWebページのコンテンツをプロジェクターやテレビなどのセカンドディスプレイへ出力するための標準規格で、“Chromecast”などの“Google Cast”端末を利用したプレゼンテーションに利用できるという。
なお、本バージョンでは37件の脆弱性が修正されているので注意。脆弱性の深刻度の内訳は、同社の基準で4段階中上から2番目の“High”が2件、上から3番目の“Medium”が6件などとなっている。アップデートを怠らないようにしたい。
ソフトウェア情報
- 「Google Chrome」Windows向け安定版
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/8.1/10および64bit版の7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 48.0.2564.82(16/01/20)